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東京スカイツリーと島根

 5月22日(火)に開業した東京スカイツリー。連日多くのお客様で賑わっていることがメディアを通して伝えられていますが、この東京スカイツリーのデザイン監修者は島根県六日市町(現吉賀町)出身で、当センターのセンター長である彫刻家・澄川喜一氏です。
 開業に先立ち、4月22日(日)に澄川センター長がデザインされた屋外彫刻「TO THE SKY」の除幕式が行われました。
 当センターの回廊にもその時の写真を展示していますので、まだ、東京スカイツリーを見ていない方はご覧ください。

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また、東京スカイツリーのソラマチ広場には、澄川センター長の出身地・吉賀町の町木であるコウヤマキ3本も植樹されています。

(Y.K)
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和装とグラントワ

 現在開催中の石見美術館企画展「福富太郎コレクション 鏑木清方と明治・大正・昭和の美人画」では、日本画62点が展示されていますが、大半が着物姿の女性が描かれた作品です。
また、今回の展覧会では《和装でご来場の方を無料でご招待》しています。

w4.jpg 上村松園《よそほい》明治35年頃


 開幕直後は少なかった着物姿のお客様ですが、会期が進むに連れて徐々に増えて来ました。

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 着物姿で日本画を鑑賞する光景も中々のものです。
世界各国にはそれぞれ民族衣装がありますが、日本の民俗衣装は「着物」ではないでしょうか。
 しかし、最近は着物を持っている人も減り、持っていても「着方が解らない」等の理由から着る人が少なくなっているように思います。

当企画展が閉幕する6月上旬頃までは気候的にも着物を着るのに適した季節。また、グラントワはご存じのように石州瓦の赤茶色を基調としており、和服姿も似合う建物です。
 本日も山口県岩国市から女性お二人が着物姿でご来館されました。

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 着物を着始めて半年ということですが、中々の着こなし。
この機会に気分転換も兼ねて着物を着てみてはいかがでしょうか!!

着物の着方が解らない方に《耳より情報》です。今回の展覧会に合わせて、市内のある呉服店さんでは無料(事前にお店への問い合わせが必要です)で着付けをしていただけるそうです。
当センターとしても大変有難いお話しです。

(Y.K)

奥が深い美人画の魅力

現在開催中の企画展「福富太郎コレクション 鏑木清方と明治・大正・昭和の美人画」展の関連プログラムとして5月12日(日)にトークショー「観たい!知りたい!美人画の魅力」が行われました。

講師は近代日本画研究の専門家、菊屋吉生教授と展覧会担当の川西由里主任学芸員のお二人で、いつもの講演会とはちょっと違うざっくばらんなトークで進行しました。
写真1
実は美人画といっても時代によって作風が全然違うのです!
明治時代に描かれた作品は少女趣味や可愛らしい作風なのに対して、大正時代になると女性の内面を描こうとする独特な風貌の作品が多く、どろっとしていて強烈な印象を与えます。
昭和時代になってくると少し落ち着き、全体的にすっきりとして線もはっきりと、そしてクリアな彩色になっていきます。
絵を見比べると、確かに時代ごとの作風に特徴があることがわかりました。
写真2
奥が深いな~と思ったのは、美人を引き立てるものとして着物の模様や小物、動物に注目したことです。
背景はシンプルに描かれていますが、着物の模様や小物を観れば、その人がキリシタンであったり、遊女であったり、その時代に流行った柄であったりと作品を見るのに重要なポイントになっていることがわかります。
小物や動物、着物の模様がより描かれている女性の美しさを引き立てているのですね~。
写真3
最後は、復習も兼ねてクイズコーナーをしました。
クイズは3問あり、全問正解者には素敵な景品をプレゼント!
私もこっそりクイズに参加しましたが、明治・大正・昭和の作風を学習した後だったのでとてもいい復習になりました。

企画展「福富太郎コレクション 鏑木清方と明治・大正・昭和の美人画」展を鑑賞する際は、時代ごとの作風はもちろん着物の柄や動物、小物などにも注目してご覧いただければと思います。
美人画の魅力がより一層増したトークショーでした。

(T.Y)

ミュージカル「とびらのむこうに」制作レポート衣裳編 その2

衣裳編その1では、ボランティア会の皆さん、キャストの保護者の皆さんやキャストたちによる衣裳製作現場のレポートを行いました。
今回は、衣裳デザインを手がけたたかひらみくさんに突撃インタビューしてきました!

たかひらさんは、ニューヨーク大学美術史専攻、同大学院装飾服飾美術史を学び、修士を取得。在学中からオフオフブロードウェイの芝居の衣裳を手がけ、帰国後舞台衣装のデザインやコーディネートを行っておられます。V6長野博主演「DeathTrap」、市村正親ひとり舞台「平成市村座」など多くの舞台作品の他にも、第60回NHK紅白歌合戦(2009年)平原綾香「ミオ・アモーレ」では生花をあしらった衣裳を手がけるなど、舞台衣裳家として活躍中。

そんなたかひらさんのデザインされた衣裳。どんな風に作られていくのかな~、と思い衣裳製作現場へ直撃!
部屋の奥にはマントがかかっています。布もたくさん必要なんですね!

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今は何をしているところですか?

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たかひらさん「PTAの衣裳を作るのですが、この黒い帯は着る人によって位置を変えているので、今日キャストさんに合わせてみて、この位置でいいかな?と微調整をしているところです。」

えっ!?一人一人みんなデザイン違うんですか!?
たかひらさん「そうですよ~。だってみんな体型が違うでしょ?舞台の上でキャストの皆さんが全員美しく見えるように、背の低い人の衣裳は目線が上に向くように、太めの体型の人でも美しいラインになるように、デザインを変えてますよ~。」

じゃあもしかして、この衣裳たちは、6月23日、24日の2日間しか見ることができないのでは?
たかひらさん「そうですね~。キャスト一人一人のために作っていますから、出る人が変われば衣裳も変わりますよ。」

すごい…の一言でした。

忙しいにも関わらずきらきら輝く笑顔で気さくに応じてくださったたかひらさん。

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そんな笑顔に調子を良くし、引き続き質問攻めにしてしまいました!

Q.プロの舞台での衣裳を多く手がけていらっしゃるたかひらさんですが、「とびらのむこうに」のような、県民参加ミュージカルも手がけていらっしゃるんですか?
A.今回で2回目ですが、プロかそうでないかで私の取り組む姿勢は変わりません。プロの方と同じ気持ちでいつも向き合っています。

Q.これまでに3度、グラントワに来ていただきましたが、島根の役者たちにどんな印象をお持ちですか?
A.初めてお会いしたのはオーディションの時で、稽古には一か月前にお邪魔したんですけど、一か月前は歌も踊りも必死な様子だったのが、この一カ月間での上達にびっくりしました。勤勉な役者さんたちだなと思います。まだまだ伸びしろがあるので、本番がとっても楽しみです。特に子どもたちの上達には本当に驚きました。

Q.ミュージカル「とびらのむこうに」衣裳デザイナーとして、どんな作品にしたいですか?
A.近未来という設定も含め、どきどきわくわくする作品なので、脚本をお書きになった田渕久美子さんの世界観を大切にして、誠心誠意務めさせていただきたいと思います。

Q.今回の衣裳はどのようなコンセプトでデザインされましたか?
A.先ほども申しましたが、作品の時代が「近未来」なので、いろんな映画を参考にしました。「ロスト・チルドレン」からスタートしたのですが、少し暗いなと感じたので「フィフス・エレメント」などを参考にしました。
「悪役こそ美しく、セクシーでないと」という持論のもと、管理官など悪役の衣裳にも力が入っています!

Q.それでは最後に、島根のキャスト、スタッフにメッセージをお願いします!
A.みんながんばれ~、私もがんばる~(^^)

という、お茶目な一面も見せつつ、「気分を上げる時にかける」というオルタナティヴ・ロックを聴きながら、真剣なまなざしで衣裳に向かうたかひらさんでした。

一人一人のキャストのために作られた、2日間限りの衣裳。見た目に美しく、機能性にも優れた衣裳です。
目にするチャンスは2日間だけ!ぜひ劇場に観に来て下さい!!

ミュージカル「とびらのむこうに」公演情報は→こちら!
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