スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

しまね映画祭2009オープニング

 今年で18回目を迎える「しまね映画祭」がいよいよ昨日9/12からスタートしました。映像による文化振興、そして映画館のない町へ映画を届けることを目的にスタートしたこの映画祭。今年は島根県内9市町村11会場で9月から11月の3ヵ月間、約40本の映画を上映していきます。
 昨日はこの映画祭のオープニングイベントとして、松江・益田の両会場で映画祭のテーマ映画「バオバブの記憶」の上映と、この映画を監督された本橋成一氏の舞台挨拶が開催されました。
baobab300.jpg

 「バオバブの記憶」は、写真家でもある本橋監督が、アフリカ・セネガルの村にある樹齢1000年にもなるという巨樹バオバブと、バオバブの樹と共に生きる人々の生活を撮りあげたドキュメンタリーです。そこには、家族の生活を支えるために農業や牛追いの手伝いをし、思うように学校に行けず、でもたった一言「学校に行きたい」と親に言うことができない12歳の少年の姿や彼の家族、村人たちの暮らし、そして彼らの生活の中央に常にどっしりと存在し、その葉や樹皮や実を人々に与え、精霊が宿ると信じられている聖なる巨樹バオバブの姿が描かれていました。決して裕福ではないのに、いつも幸せそうな村人たちの笑顔。神から与えられたもの、そしてそれによって生かされていることに感謝し、それ以上を望まない。ただ偉大なる自然の恵みと優しさに包まれ寄り添い合って暮らす。そこには争いや憎しみは存在しません。なんて豊かで美しい世界なんでしょう。わずか12歳の少年が、親を気遣い、家族のために「自分」を抑える――。思わず目頭が熱くなりました。自分も含め、与えてもらうこと、そこにあることが当たり前、感謝し敬う心を忘れてしまった現代社会の大人たちと子どもたちに、果たして彼と同じことができるでしょうか・・・?自然と人が共生するとはどういうことなのか、人としての本当の豊かさとは何なのか――改めて深く、深く、考えさせられました。
aftetalkr300.jpg
kantoku300.jpg

 上映終了後、本橋監督によるアフタートークも開催され、監督が撮影された写真をスクリーンに映し出しながら、バオバブの樹や村の人々についてたくさんのお話を聞かせてくださいました。監督はとても気さくで穏やかで笑顔の優しい方で、終演後、監督を囲んで楽しそうに語り合うお客様の姿も見られ、とても良い雰囲気でこの日のイベントは終了しました。
 いよいよスタートした「しまね映画祭2009。」各会場で素晴らしい作品の数々を上映していきますので、ぜひご鑑賞ください!(T.Y)

コメント

管理者にだけメッセージを送る

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。