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世界へ発信「石見神楽」 ~サウジアラビア編 その2~

 島根県石見地方を代表する伝統芸能「石見神楽」が、この度、サウジアラビアで公演を行いました。
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 今回の公演はサウジアラビアの国王が国家警備隊長官の資格において主催する国王肝いりの国家的祭典であり、今回は日本を名指しで招請してきたとのことで、サウジの対日期待が如実に示されており、日本としてはサウジアラビアとの友好関係を発展・強化させる意味においても大変重要な取り組みでした。このような中で、石見神楽が選ばれたことは大変名誉なことです。
 さて、当祭は17日間という長期に渡るものですので、石見神楽の参加者も長期間仕事を休まなければなりません。また、今回の演出家から「大蛇は八頭立が当然」という要望がありましたので、最低でも16名の参加が必要となります。また、団員もそれぞれ得意分野がありますし、特に舞手は体力が必要です。そこで各神楽社中でつくる協議会(「益田市石見神楽神和会」、「浜田石見神楽社中連絡協議会」)に依頼をして参加者を募っていただきました。並行して渡航者の勤務先へ依頼状を持参しお願いをしたところ、ご快諾をいただき、石見神楽が地域に根差している伝統芸能であることを再認識した次第です。

 さて、過去に石見神楽は何度も海外公演を行い、その都度、大好評をいただいておりますが、中近東での公演は過去に一度程度で、とりわけサウジアラビアは今回が初めてですので、受け入れられるのかー? 特にサウジアラビアでは女性が舞台に上がることが禁じられていると聞いていたので、手名椎は別としても稲田姫が舞台に登場することは大丈夫なのだろうかー?お酒がご法度な国で大蛇が毒酒を飲んでも大丈夫なのだろうかー?と、いろいろ心配をしながらも、その解決策もないままに公演が始まりました。
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 ジャナドリア祭は毎日午後4時から午後11時まで行われます。また、シングルデー(会場には男性のみ入ることが出来る日)とファミリーデーに別れています。石見神楽の出番は毎日2回あります。

 日本文化に触れる機会の少ないサウジアラビア国民には、本当に珍しく映ったのでしょう!!演目「恵比須」で飴を撒くとそれを取ろうと殺到しますし、演目「道返し」は鬼が客席から登場するのですが、間近での見たさと衣装に触りたいお客様が殺到し、喧嘩が始まり国家警備隊(?)風紀警察(?)が登場する始末。また、興奮したお客様が舞台に上がり、これまた国家警備隊?風紀警察?に取り押さえられる始末に。それに加えてお客様の感情を益々高ぶらせるような八調子の囃子が追い打ちをかけます。まさに会場がロックコンサートのような雰囲気に包まれました。
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 控室から舞台まで70m程度ありますが、写真撮影を希望する方が殺到し前に進めません。最後にはまたまた国家警備隊(?)風紀警察(?)3名が演者1名をガードして舞台に誘導することになりました。「自分たちは一体何者??」と参加者自身が驚き、日本の伝統芸能の公演では考えられないような光景が次から次へと起きていきます。・・。
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 このような光景を目の当たりにして、澄川喜一・当センター長の「神楽は日本のオペラだ!!」という言葉を思い出しておりました。
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 歌あり、芝居あり、踊りあり、音楽(囃子)あり 四拍子揃った伝統芸能「神楽」はまさしく日本のオペラではないでしょうか。
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*次号へ続く・・・・。

(K.Y)
                         

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