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郷土のわざを堪能!

1月14日(土)と15日(日)に、現在開催中の展覧会「わざと美-重要無形文化財とそれを支える人々展-」の関連プログラムとして、石見地方が誇る「石州半紙」の石州半紙技術者会の方々を講師に迎えて製作実演が行われました。
「石州半紙」は島根県浜田市三隅町を中心に、守り継がれてきた石見の手漉和紙のことです。
和紙が出来るまでの工程を工房の雰囲気と共にご覧いただきました。

写真1
和紙といえば、紙漉きの工程のイメージがありますが、実は多くの製造工程を経て紙漉きの工程に至るのです。
製造工程では、和紙の原料となる楮(こうぞ)の栽培から始まります。太くて大きな楮に育てるのに1年かけ、育った楮を刈り取り、一度蒸します。次に楮の皮を剥ぎ、皮を乾燥させ、黒くなった皮を削ぎ、軟水で洗い、煮て、塵取りし、何度も叩き和紙の紙料となるように作っていきます。
これらの多くの工程は分業せず、すべて自分たちでするそうです。
その工程を経た紙料と水とトロロアオイという粘液を均等にまぜて、初めて紙漉きの工程に入ります。

写真2
今回の製作実演では、紙漉きの工程を間近で見ることができました。
実際に紙漉きの工程を拝見させてもらいました。
心地よいリズムで水をすくい、漉き舟に流れ込んでは落ちていく…何度も繰り返されるこの作業に見惚れている内に薄い半透明な膜が漉き舟に形づきました。

写真3
竹簀(たけす)から和紙を移す時、空気が入らないように置くのですが、これが簡単そうにみえて実はわざの光るところ。
少し体験させてもらいましたが、私はいっぱい空気が入りました…。
難しい~!
今回の製作実演では、紙漉きの工程を見ることができましたが、和紙ができるまでにこれからまだ多くの工程を経るそうです。
和紙の貴重さに改めて気づかされました。

企画展「わざと美-重要無形文化財とそれを支える人々展-」は石州半紙をはじめ、日本全国の重要無形文化財の「わざ」が一同にご覧いただけます。
会期は1月23日(月)までです。
美麗な「わざ」の数々をこの機会に是非ご覧下さい。

(T.Y)

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