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ミュージカル「とびらのむこうに」舞台美術家ユージン原さんにインタビュー!

日々の稽古にも熱が入り、演出家のごんどう先生から厳しいダメ出しも。
12月の初稽古からもう半年経って、がっちり団結したキャストの皆さんは前向きに稽古に取り組んでいます。
あと1か月、本番に向けて頑張って!
公演まであと少し!ミュージカル「とびらのむこうに」
準備が進んでいるのは稽古だけではありません。
今回は大道具製作の現場に潜入!

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さっそくそれらしいものを発見しました!
ハケと絵の具でしょうか!?
これは「ネオカラー」と言って、水に溶けるのに乾いたあとは耐水性を持つというスグレモノの絵の具なのです。
こうした舞台美術などによく使われる塗料だそうです。

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さらにうろうろ…長細い棒の束を発見!
これは「寸角(すんかく)」と言って、背景を支えるのに利用するものなのですが、断面が一寸×一寸の角材だから「寸角」と言うそうです。

うーん、大道具製作の現場はなんだか木工所に迷いこんだよう。

そしてここで舞台美術を手がける、ユージン原さん(写真左)とご対面。

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大道具担当スタッフさんと打合せ中でした。

ユージン原さんはシアトルのコーニッシュ大学で美術を専攻。その後シアトルの小劇場で舞台監督としての経験を積み、現在は様々な舞台作品に関わっておられます。
若く見えて、舞台歴は20年以上ということです。早速インタビューしてみました。

Q1.この「とびらのむこうに」の舞台美術製作の上で、こだわった部分はありますか?

A.台本を読んで、まず最初にイメージしたのが、ピンク・フロイドのアルバム『ザ・ウォール』でした。
作品の中に存在するスクールの生徒としての「壁」、本番を迎えるまでのキャストとしての「壁」、ミュージカルを創り上げる上で多々起こりうるカンパニーとしての「壁」…。
人生にある様々な「壁」=ザ・ウォールを乗り越えろ!という思いを込めて、セットプランを組み立てました。
セットの随所に「壁」をモチーフにしたパネルを取り入れています。

Q2.大道具を作る作業は、まず何から始まるんですか?

A.まず台本を読んで時代背景を読み取ったり、イメージを膨らませます。それからエレベーション
(客席から見た舞台のイメージ図)を作り、そのエレベーションに基づいて背景や道具を作っていきます。

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今回は実際に上演される劇場に来て、設備を確認したり、大道具製作の作業場所を見て今後の製作手順を打ち
合わせたりしているところです。

Q3.本業は舞台監督さんだそうですね。美術を専攻されていて舞台監督さんへなろうと思われたのは、なぜでしょう?

A.生の舞台に関わっていきたい、とは思っていました。その空気感は特殊ですから。生の舞台は「その時間だけのアート」なんです。

Q4.今回上演する「とびらのむこうに」、お客様に何を感じてもらいたいですか?

A.ミュージカルに初めて出演するキャストもいますが、7か月かけてレッスンしてきているので、1つの作品として見てもらいたい。
舞台の一瞬一瞬に、キャスト一人ひとりの7カ月分の汗や涙が詰まっています。
生の舞台はその時1度きりですから、その時のキャスト、その時のお客さんが創り出す特別なものです。その特別な瞬間を楽しんでほしいですね。


ひとつひとつの言葉をよく吟味してお話される原さんはとても芸術的なオーラをまとっていて、それでいてどんな質問にも丁寧に答えて下さる、舞台監督ならではのお気遣いにも溢れた方でした。
プライベートではバンド活動もされていて、担当はベースとのこと。周りを見渡して支えるスタンスは音楽でも活かされているんですね。

現在地元大道具チームが鋭意製作中!どんな「壁」が待っているかは6月23日、24日の公演でご確認ください!

(M.S)

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